IT経営
IT経営とは、『「企業のあるべき姿」を目指して設定された「経営戦略目標」を達成するため、ITサービスの利活用により、健全で継続的な企業の成長を導く経営手法』のことです。
ITコーディネータは、ITCプロセスガイドラインに基づき、経営とITの橋渡しを行うことにより、IT経営をサポートします。
IT経営プロセス
IT経営プロセスとは、経営環境の変化や自社の成熟度向上に対する認識(IT経営への認識)と、この認識のもとで遂行する経営改革活動(IT化活動を含む)から成り立っています。
「IT経営プロセス」 (ITCプロセスガイドライン ver2.0)
IT経営の成熟度
IT成熟度とは、「IT環境」「ITサービス利活用」「IT経営ガバナンス」「IT経営マインド」の4つの視点から評価される指標で、これらを評価しながら環境変化に対応した改善・改革を常に継続していくことが重要です。
「IT経営の成熟度」 (ITCプロセスガイドライン ver2.0)
IT経営プロセスのモデル化
IT経営プロセスのモデルは、下図のように表現されます。
「IT経営プロセスモデル」 (ITCプロセスガイドライン ver2.0)
IT経営認識プロセスは、ビジネス活動の中で行われるIT経営へ認識に関するもので、「変革認識」「是正認識」「持続的成長認識」に関する3つのフェーズで構成されています。
IT経営実現プロセスは、「経営戦略」「IT戦略策定」「IT資源調達」「IT導入」「ITサービス活用」の5つのフェーズで構成されています。
IT経営共通プロセスは、プロセスが適切に実行されるために行われるべきマネジメントの方法を示しており、「プロセス&プロジェクトマネジメント」「モニタリング&コントロール」「コミュニケーション」の3つの要素で構成されています。