情報科学講座

都内の専門学校1年生向けに講師を担当した「情報科学」講座(全8回)が無事終了いたしました。

途中PCのトラブルなどもありスムースにはいかない点もありましたが、何とか8回乗り切りました。基礎的な情報科学の知識に加え、セキュリティ・個人情報保護に重点を置いて話したつもりでしたが、学生の皆様は十分理解していただけたでしょうか。

概要は以下の通りです。

1.    身近なコンピュータ
2.    情報科学の基礎 符号化と情報量
3.    情報科学の基礎 アルゴリズム
4.    ハードウェア コンピュータの基本構造と動作原理
5.    ソフトウェア OS、言語、データベース
6.    ソフトウェア アプリケーション、WWWによる情報検索
7.    ネットワークの構成とインターネットサービス
8.    情報セキュリティと個人情報保護

うるう秒

グリニッジ標準時(GMT)7月1日午前0時(日本時間7月1日午前9時)にうるう秒が追加されました。

うるう秒は原子時計と地球の自転速度とのズレを補正する目的で1秒が追加されます。

今回のうるう秒の追加により、日本では、7月1日午前8時59分60秒が存在したことになります。

さて、たった1秒の追加でしたが、コンピュータの世界にとっては大きな問題となってしまいました。
時計が1秒ずれる(止まる)ことで、システム間の同期が取れなくなり障害が発生します。人間にとっては1秒は小さな時間ですが、
1秒間でGPS衛星は3.8㎞進みます。

  • リンク共有サイトReddit
  • オープンソースプラットフォームHadoop
  • ソーシャルネットワークサービスLikedIn

などが影響を受けたようです。

日本では、標準電波(電波時計)の送信所が2か所あります。

  1. おおたかどや山標準電波送信所(40 KHz)(福島県田村市)
  2. はがね山標準電波送信所(60 KHz)(佐賀県佐賀市)

特に(1)のおおたかどや山標準電波送信所は、福島第一原子力発電所から17㎞しか離れていないところにあり、今回のうるう秒に対し職員を派遣し機器の誤動作などのトラブルに備えたそうです。職員の皆様ご苦労様でした。

大規模データ消失障害

ファーストサーバ社において大規模データ消失障害が発生した。

 

本障害の原因について当該事業者よりホームページ上での説明が掲載されているが、最も重要なポイントは更新プログラムのリスク管理である。

脆弱性対策の更新プログラムの適用は必要な処理であり省略することはできない。しかし、そのプログラムが及ぼす影響を十分に計画、認識しておくこと、またもし対象サーバが拡大してしまう仕様であった場合には、そのリスクを事前に把握しておくべきであった。

この更新プログラムには、対象サーバ群の範囲が指定できる仕様であった。しかし確認手順には対象サーバ以外の動作確認が含まれていなかったという不整合が発生している。そのため、本番環境・バックアップ環境への同時適用の結果今回の大規模障害が発生した。

私の経験したシステム開発においても更新プログラムの適用に関するリスク管理は慎重に行っていた。動作確認範囲は更新プログラムの仕様に関連するので、常に同じではなく、個々のケースに適した設定が必須である。

また、緊急時に備えてバックアップ処理系を冗長化したものも多かったが、更新プログラムの適用は必ず検証環境・本番環境・バックアップ環境に順次適用し、それぞれ動作確認を行っていた。検証環境をすり抜けた不具合が、本番環境適用直後に見つかり、急遽バックアップ環境に切り替えリカバリ作業を行った例もあった。

大規模データ消失という非常に大きな損害が発生するリスクを十分に把握し、更新プログラムの確認手順、運用環境への適用手順をもう一度見直すことが重要である。

ライトペン

夜枕元にメモ帳をおいてアイデアを記している方、いざペンで書こうと思ったとき、暗くて困った方はいらっしゃると思います。部屋の明かりをつけるとアイデアが消えてしまいそうで・・・
そのとき「そうだ、ペンが光れば!」と思いつきました。これは特許ものだと(部屋の明かりをつけて)メモ帳に書いておきました。

翌朝ネットで調べてみると、既に製品がありました(残念!)
韓国のGILLA C&I という会社が製造しています。
日本では(株)東光流通の通販サイトから購入可能です。
http://toko-store.jp/SHOP/14155/16065/list.html

もちろん、即購入しました。

LEDライトペングリップ部をひねると、ペン先(ボールペンの芯の周りが光ります。

お尻の部分に電池が入っています。

キャップの先端はレンズになっていて、懐中電灯としても使用できます。

 

 

LEDライトペンライトをつけると十分な明るさです。

枕元のメモ用、キャンプ用などで活躍しそうです。

Coworking Conference Tokyo 2012

6月16日(土) コクヨ品川オフィスにて、「Coworking Conference Tokyo 2012」が開催されます。
http://cct2012.coworking-jp.org/

「コワーキングってなあに?」な方も、「コワーキング使ってます」な方も、覗いてみてはいかがでしょうか。
私がよく行く「コワーキングスペース絆」(浦安)も参加するそうです。

SkyDrive同期アプリケーション

Microsoftから、SkyDrive同期アプリケーションが公開されました。
いままでユーザインタフェースにおいていまいちだったSkyDriveですが、このアプリにより格段(Dropbox並み)に使いやすくなりました。
また、このアプリを通して、リモートPCからディスクへアクセスできるようになり、プライベートクラウドストレージが簡単に構築できるようになりました。
今回の機能UPと連動してか、SkyDriveの無料サービスの容量上限が7GBに引き下げられました。既存ユーザは無償で従来の25GBに拡張できますので、手続きをお忘れなく。
※SkyDriveアプリの対応OSは、Windows7/Windows Vistaのみで、Windows XP は含まれていません。

インストール

(1) SkyDriveアプリをダウンロードします。

  • SkyDriveのページ(http://windowslive.jp.msn.com/skydrive.htm)→「今すぐ使ってみる」→「SkyDriveをデバイスにダウンロード」
  • SkyDriveログインして、左ペインの「SkyDriveアプリの入手」

(2) ダウンロードした SkyDriveSetup.exeを実行し、画面に従ってインストールを進めます。

(3) SkyDriveの設定を開始します

「使ってみる」をクリックします。

(4) Windows Live! にサインインします。
skydrive_login

(5) フォルダーの場所を設定をします。
skydrive_folder
場所はそのままにして、「次へ」をクリックします。

(6) 別のデバイスからのアクセス許可を選択します。
skydrive_anywhare
「このPCにあるファイルに別のデバイスからアクセスする」のチェックを外して、「完了」をクリックします。
※後から設定変更できます。

(7) SkyDriveのフォルダーが開き、SkyDrive上に保存したファイルにアクセスできます。
skydrive_screen

リモートアクセス機能

 リモートデバイスからのアクセスを許可すると、SkyDriveフォルダーに限らず、ローカルPCのすべてのフォルダーへアクセスが可能となり、ディスク容量増設し放題の、プライベートクラウドストレージが出来上がります。

(1) SkyDriveアプリが起動している状態で、SkyDriveアイコンを右クリックし、「設定」をクリックします。
skydrive_設定

(2) 「このPCにあるファイルに別デバイスからアクセスする」をチェックし、「OK」をクリックします。
skydrive_another_device

(3) 別デバイス(別PCなど)から、SkyDriveのWebサイトにログインします。

 左ペインの「コンピューター」→「コンピューターの追加」をクリックします。

(4) コンピュータの認識手続きを行います。
sd_security
 「セキュリティコードでサインインする」をクリックします。

(5) セキュリティコードを入力します。
sd_コンピュータ認識
 表示されたメールアドレスに認識コードが送付されてくるので、そのコードを入力し、「送信」をクリックします。

(6) リモートPCのディスクにアクセスできるようになります。
sd_remote

※SkyDriveフォルダーに限らず、リモートPCのすべてのディスクにアクセスできますので、運用上は、「接続したままPCの前を離れない」などの注意が必要です。

 

市川商工会議所IT相談員を担当いたします

4月より、市川商工会議所においてIT相談員を担当することになりました。
 「ITを使うとどうなるの」
 「IT導入したいのだが、進め方がわからない」
 「既存のシステムを改善したい」
など、ITに関するお悩み事がありましたら、お気軽にご相談ください。
相談は無料です(予約制)。
詳しくは、市川商工会議所 IT事業をご覧ください。