うるう秒

グリニッジ標準時(GMT)7月1日午前0時(日本時間7月1日午前9時)にうるう秒が追加されました。

うるう秒は原子時計と地球の自転速度とのズレを補正する目的で1秒が追加されます。

今回のうるう秒の追加により、日本では、7月1日午前8時59分60秒が存在したことになります。

さて、たった1秒の追加でしたが、コンピュータの世界にとっては大きな問題となってしまいました。
時計が1秒ずれる(止まる)ことで、システム間の同期が取れなくなり障害が発生します。人間にとっては1秒は小さな時間ですが、
1秒間でGPS衛星は3.8㎞進みます。

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  • オープンソースプラットフォームHadoop
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などが影響を受けたようです。

日本では、標準電波(電波時計)の送信所が2か所あります。

  1. おおたかどや山標準電波送信所(40 KHz)(福島県田村市)
  2. はがね山標準電波送信所(60 KHz)(佐賀県佐賀市)

特に(1)のおおたかどや山標準電波送信所は、福島第一原子力発電所から17㎞しか離れていないところにあり、今回のうるう秒に対し職員を派遣し機器の誤動作などのトラブルに備えたそうです。職員の皆様ご苦労様でした。

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